第13話 なりたい自分の方向

考え方が変われば生き方も変わります
悩むことで心を傷つけるより、頭を使って考え、違う生き方を試してみませんか

「いまの状況」からの「将来の方向」

自分の将来の夢や希望、目標はありますか。

いつかこんな自分になりたい、とか何年後にはこれをやり遂げたい、とか目指すものがあればそれに向かって努力し続けることは大切です。

もしいま、具体的な将来の目標が見つかっていない場合には、焦ることはないのでいつか夢や希望がカタチになるまで探し続ければいいだけのことです。

そこで大切ことは「いま」です。

いま自分がやっていることや置かれている環境が、自分が望んでいるものかどうかを確認することです。

「いまの状況」の延長線上に「自分の将来」がありますから、そのシナリオが描けるかどうかを確認することです。

たとえいまの状況が、必ずしも自分が望んでいるものでなくても、それを望むものに変えるシナリオが描けるかどうかです。

「なりたい自分」の方向

ポイントは「方向」です。

望む状況の「方向」さえ分かっていれば、たとえ時間がかかっても、いくつかの試練があっても、努力し続ければいつか目標にたどり着くことができます。

もし、目指す方向と違う方向に向かっていると感じたら、すぐに方向転換をする必要があります。

望まない方向に進めば進むほどますます、違った方向に進んで距離が離れていき、さらに修正することが大変になってしまうからです。

いま向かっている「方向」は、自分が望む、なりたい自分が描ける「方向」かどうかは常に確認をしていないと、努力や時間が無駄になってしまいます。

目標によって達成するまでに時間がかかるものや予想していなかった状況も起こるかも知れないので、達成のスピードは強く意識しなくてもいいと思いますが、「方向」だけは間違えないようにしたいですね。

もちろん途中で、目指す目標が変わって、「方向」も変わることはよくあることですから、自分が「なりたい自分」に向かっていることが確認でき、そのための努力をしているということが分かっていれば、いつか「なりたい自分」になることができます。

「方向」は目指すものが具体的であれば明確になっていると思いますが、まだそういう状態でない場合には、いまのところの「方向」でいいと思います。

世の中のためになりたい、他人(ひと)に感謝されるようになりたい、趣味の延長線上の仕事をしたい、新しいことにチャレンジしたい、研究したり調べたりをしていたい、など具体的でなくても「なりたい自分の方向」が意識されていれば、やがて「目標」として具体的になっていくことでしょう。

それまでは、なんとなく「いい方向」に向かっている気がする、で充分でしょう。

そして、何か変だな、と感じたらできるだけ早く方向転換をした方がいいでしょう。

「なんとなく」でも、気がつくことが大切です。

「いま」の状況と「将来の自分」がつながっていることが感じることができれば、あとはがんばるだけです。

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