「青木まりこ現象」
皆さんはこんな経験をしたことがありませんか。
最初は、「あそこのお店に行くと、なぜかトイレに行きたくなる」という現象です。
よく行くお店やよく利用する駅などに行くと、それまではなんでもなかったのに突然トイレに行きたくなる、というのは「青木まりこ現象」と言われるものです。
もともとは、この現象について言い始めた女性が、本屋さんに行くと突然トイレに行きたくなるから、ということでこの名前がついているらしいのですが、生理学や心理学からもこのメカニズムは解明されておらず、一種の都市伝説的として語られることもあり、現象や原因についてはまだはっきりわかっていないそうです。
「ファントム・バイブレーション・シンドローム」
次は、スマホや携帯電話をポケットなど体に触れている場所に入れて持ち歩いていると、スマホなどが振動したように感じられ、ところが実際に手にとってみると、どこからも着信がないという錯覚です。
この現象は、「ファントム・バイブレーション・シンドローム」と呼ばれていて、スマホなどのバイブレーション機能に慣れたユーザーであれば、誰でも起こりえる現象で、スマホの着信に対して神経質になっている時ほど経験しやすいと言われています。
「ジャーキング」
最後は、授業中や会議中などで、眠気と格闘している時に、もしくはうたた寝(居眠り)など睡眠状態へと入った時に突然前触れもなく体に電流が流れたようにビクッとケイレンし、目が覚めてしまうという現象です。
これは、「ジャーキング」といわれる現象で、体のメカニズム的には、睡眠状態に入った際に脳が混乱して間違った神経伝達をおこなうことによって、体の筋肉を収縮させることで発生する動作です。
いわゆる、しゃっくりやこむら返り(足がツルこと)などと同じように、体の筋肉が自らの意志に関係なく動く現象です。
どうですか、心当たりがありましたか。
ふだん何気なく思っていた現象ですが、それぞれ名前があるのですね。
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