
才能のレベル
自分にいったいどんな才能があるのか、と自分に問いかけても漠然としていて、よほど特殊な才能を持っている人でなければ気づきにくい、分からないことが普通ですよね。
何か才能があれば、他人(ひと)より優れている点としてカタチになって現れるのでそれを得意なものや特技として育てていくことができれば、それを才能ととらえるとわかりやすくなるかもしれませんね。
他人(ひと)よりじょうずにできるもの、といっても程度がありますよね。特別に飛びぬけてじょうずにできるものから、一般的なレベルよりは少し上くらいのレベルまで程度はさまざまあると思いますが、他人(ひと)よりじょうずにできるという点では才能があるということになるかも知れませんね。
飛びぬけて得意というほどでもなく、他人(ひと)よりじょうずにできるレベルに器用というのもありますね。
手先が器用で細かい作業などをじょうずにこなす器用さやスポーツなどでなんでもじょうずにできてしまうという器用さがありますね。
才能といっても、好きだから、ということもあってやり続けられ、結果上達していき、他人(ひと)よりじょうずになって才能といえるレベルに達するケースもあれば、もともと生まれながらにして天分や天賦の才として備わっていて、他人(ひと)よりじょうずになるのに比較的容易なケースもありますね。
3つの才能
自分が持っている才能を生かして、望む状況を作り上げ、収入を得たり、他人(ひと)から評価を得るためには私は3つの才能が必要だと考えています
1つは、何かができる才能です。一般的に「才能がある」という評価を受けられるくらい、あることを他人(ひと)よりじょうずにできる才能ですね。
2つ目は、その才能に気がつき、その才能を続ける努力をする才能です。
せっかく他人(ひと)より何かをじょうずにできるのに自分では気づかずにいたり、その才能をさらに伸ばすために、それをやり続けることができる才能です。
多くのことは、やり続けることで技術も改善・進歩し、さまざまな評価を受けることでさらに上達していくものなので、途中で努力をやめてしまえば才能も中途半端なものにとどまってしまします。
3つ目は、その才能を何かに生かすことができる才能です。世の中や他人(ひと)のためでもいいし、お金のためでもいいし、有名になるためでもいいし、自分の満足を得るためなど、せっかく持っている才能を何に生かすことができるかを考え、より現実的な、あるいはより実用的な方向・方面に向けてそれに適した技術などを向上させていける才能です。
自分の才能
まずは自分にどんな才能、特技があるかを知ることですね。
才能があることへの気づき方もいろいろあって、子どものころから興味があったり、何かのきっかけで始めたら、やっていてうまくできて、そして楽しいから続けることができて上達したり、それほど苦労してやったわけでもないのに、やった結果を人に褒められたのでもしかしたら、自分はこのことに向いているかも知れない、と気がついてがんばった結果上達した、というのもあるでしょう。
才能があるかないかについて、他人(ひと)より比較的優れている技術などを発揮できる分野の方面から、自分はどのくらいできるかを考えてみるというのも一つの方法なので、最初にさまざまな分野の基礎となるもので応用分野も広い、五感について自覚できる範囲で考えてみます。
「聴覚」、「視覚」、「触覚」、「味覚」、「臭覚」などで他人(ひと)より優れている面があるかどうかですね。
「聴覚」で有名な才能は「絶対音感」ですね。とくに音楽などで音階やさまざまな楽器などの音色を聴き分けられる才能ですが、実は「絶対味覚」などというものもあるようで、食べ物を口にすると食材や調味料が分かるというものらしいです。
その「絶対味覚」の持ち主が、行列のできる名店のレシピをコピーして再現し、商品化しているという話しを聞きます。
どれかに自分で自信がある感覚があれば、それを生かす方面で技術を磨くといいかもしれませんね。
次に身体的能力です。
「筋力」、「筋持久力」、「心肺持久力」、「瞬発力」、「敏捷性」、「平衡性」、「柔軟性」などの基本的な身体能力のほか、「走る」、「投げる」、「持ち上げる」、「打つ」、「飛ぶ」、「泳ぐ」などの技術的な身体能力などですが、こちらもさまざまな分野の基礎となるもので応用分野も広いので、いずれかに得意だといえる分野があれば、スポーツなどそれを生かす方面で技術を磨くといいかもしれませんね。
次に学問の分野です。
「科学」、「化学」、「医学」、「薬学」、「生物学」、「数学」、「物理学」、「天文学」、「地理」、「歴史」、「教育」、「法律」、「会計」、「コンピュータ」、「土木・建築」などのいずれかの分野の学問に興味があれば、それをより専門的に勉強をしたり、幅広い、高度な知識を身につけていくことができれば、それを生かす方面で技術を磨くといいかもしれませんね。
そのほか、「農業」、「漁業」、「畜産業」、「林業」、「料理」などの仕事の分野や、「テニス」、「卓球」、「柔道」などの個人戦での個人技はもちろん、「サッカー」、「野球」、「バスケットボール」などのような団体戦での個人技などのスポーツの分野や、そのほかの技術の分野として「絵画」、「書道」、「文章」、「音楽(楽器演奏、指揮、作詞・作曲)」、「写真」、「映画」、「演芸」などの芸術面や、「囲碁・将棋」、「運転」、「工作」などものづくりなどで手先が器用など技巧・技法面の分野での自分が得意なもの、他人(ひと)よりじょうずにできるものがないかを考えてみるのもいいかも知れませんね。
さらには、精神面が強い、誰にでも優しくできる、人を笑わすことができる、考え方がポジティブであるなど精神面で自分に自信がある分野があれば、そこに才能があるのかも知れませんね。
才能が発揮できる分野はとてもとてもここに挙げただけではなく、才能を発揮できるさまざまな分野があることが想像でき、関心があったり、得意な分野がこの中にあったとしても、その分野の全般に優れているという人はあまりいなくて、実際に能力や技術を発揮するのはその分野の中のさらに細分化されたうちの一つになります。
例えばここでは大きなくくりとして料理をあげていますが、その内容は和食や洋食、中華、さらにはパティシエやパン作り、麺作り、調味料など大変に幅広く、そして和食といっても魚料理や郷土料理、盛り付けなど技術を発揮できる場面はたくさんあります。
ほかの分野でも、同じように技術レベルになると、細分化された領域のさらにその先の具体的な作業を伴う分野で技術を発揮することになります。
そう考えればどこかになにか、自分でも得意なものがあるような気がします。
才能の効果
自分自身でこれらの他人(ひと)より優れている(かも知れない)点に気がついたら、それを続けることでさらにその能力を高めたり、本当に優れているかを検証したり、優れていると思う技術などを他人(ひと)と比較することで自分を客観的に知ることになりますね。
また、他人(ひと)より優れていると思える技術などは、一つだけでなくいくつかの特技としての組み合わせもあるので、それらをじょうずに発揮できれば自分の個性として存在感を高めることができます。
そしてその才能を生かす方法を考え、せっかくの才能ですから誰かの役に立てたり、収益に結び付けたりすることができればいいですね。
得意なことを職業などにするなど特段、特技が収益に結びつかなくても、なにか得意なことがあると、それを手掛かりに楽しく日々を送ることができ、自分に自信もできて生きがいにもなって、さらにはそれを同じ趣味や特技とするグループなどとの付き合いで交流が広がることにもなります。
他人(ひと)の才能をうらやましがるだけでなく、自分にもきっと他人(ひと)より優れている点や技術がありますから、それに早く気づいて人生を幅広く、楽しく過ごしていけるといいですね。
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