雑記 その11 花の色

考え方が変われば生き方も変わります
悩むことで心を傷つけるより、頭を使って考え、違う生き方を試してみませんか

四季の花

日本の四季を代表する花を挙げると、早春のスイセン、ロウバイ、梅に始まり、桜、桃、そして藤、菖蒲、すみれ、梅雨の時期になりあじさい、百合、夏になって桔梗、朝顔、ひまわり、秋には菊と続きます。

これを色で追うと、まるで産着のような白や薄いピンクに始まり、ピンク色もだんだん濃くなって、そして紫色や青色になり、そして黄色が目立つようになります。

春は梅や桜、バラなどのほんわかしたピンク色系の花が多く、やがて若葉の頃にはピンク色の記憶が残るなかにその補色である緑色が際立ち始め、梅雨時になると雨の色のイメージがあるブルー系の花が多くなり、夏空の真っ青な色には補色の黄色のヒマワリなどが咲きます。自然というものが作り出す色の調和には驚かされます。

秋になると、花の色というより全体の景色として紅葉の季節を迎え、そのまま景色として雪が主役の冬景色となっていきます。

途中、黄色の菜の花や花の色が多いバラやチューリップ、コスモスなどもありますが、花や木々などを通じて自然の変化を、違和感なく感じられるように、変化を色の調和で表現しているようで、うまくできていて、心も穏やかにワクワクするし、感性が刺激されますね。

花の色と人生の色

この季節の色の変化に沿って、自然が諭す調和のテーマを人生に例えると、純粋無垢な幼少時代があり、若臭い学生時代を過ごして社会に出て、悩み多き20代・30代のブルーを思いっきり味わって、吹っ切れてエネルギーの象徴の黄色のように40代・50代で爆発的に、精力的に働き、60代、70代と続いて、紅葉から落ち葉へと変化するシナリオのなかで、さまざまな場面で求められるものは、周囲との調和の技術ということになるのでしょうか。

花の色も、季節ごとのお天気や気温、花以外の植物や野菜、果物のほか生物などとの関連で、偶然ではなく、自然界の調和として、その色でなくてはならなかった、と思ってしまいますね。

花の色と調和

人間の心や身体のコンデション、欲望が変化するのと同じように、周りの方々も当然に日々不変なものがないなかで調和を図る技術、それがうまくいっていることを示すことができるコミュニケーション能力は、自然の摂理と同じように、生きている間は必要不可欠な求道なのでしょうね。

個性の色も大切ですが、一緒にいる人たちやそのグループの色もあるので、それとの違和感があるようだと受け入れられないかも知れないので、個性の色が調和するグループを探して、そこに加わった方がいいこともありますね。

色だけでなく、匂いも調和の重要な要素ですね。

色も匂いもないというのは、全体に調和している、というより存在感がない、ということかも知れません。

自信をもって、全体に調和した自分なりの色や匂いを発揮したいですね。

それぞれの色や匂いが、全体のなかで調和、協調、バランス、ハーモニー、相乗効果などが生まれれば、自分も周りも心地がいいですね。

一番多い花の色

ちなみに、自然界で一番多い花の色は白で、次に黄色、青となっていて、この三色で花の色の80%を占めていて、理由は虫が見つけやすい、花を紫外線から守るためといわれています。

わりと多く目にすると思っていた赤が4位なのは意外ですね。

また、菊にも色によって位があるらしく、「白紫黄紅赤」といって白が一番くらいが高いそうです。

チューリップについて

そして、途中に出たチューリップについてですが、“ターバン”が語源という説があり、イスラム教との深いかかわりがあるそうです。

チューリップは1つの球根から1つの花しか咲かず、その唯一性が一神教を説くイスラム教と合致し、神を象徴する花と考えられているそうです。

また、アラビア語で書かれたチューリップのトルコ語「ラーレ」は、反対から読むとオスマン王家が属する部族の象徴「ヒラール(三日月)」と読めるそうです。

そんなチューリップは、いまやオランダが有名ですが、1600年代にトルコの前身であるオスマン帝国から輸入された当初は大変な人気で、値段も高騰し、投機の対象にもなったものの、数年でバブルの崩壊のようになってしまった、という歴史もあります。

あんな可愛い花にもさまざまな歴史があるのですね。

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