第19話 誰の言うことを信じるかは能力

考え方が変われば生き方も変わります
悩むことで心を傷つけるより、頭を使って考え、違う生き方を試してみませんか

あなたへの評価の伝聞

例え話しです。

ある時、AさんがあなたにBさんのあなたに対する評価を伝えてきたとして、その内容が、あなたがBさんから思われていたと期待していたものと違っていた場合にあなたはどうするかです。

1.AさんもBさんも信頼していない場合

 Aさんに「それは少し違いますね」と言って、人の感じ方や考え方はそれぞれ違うので、気にしないことですね。

  誰かが何か言っているな、という程度の受け止め方でしょう。

2.Bさんを信頼している場合

 Aさんに対して「Bさんはそういうことを言う人ではないので、あなたの聞き間違いでしょう」として取り合わないことです。

その場合には、言ったかどうかを含め内容などの事実をBさんに問いただす必要なないのではないかと思います。

3.Aさんを信頼している場合

AさんがBさんから話を聞いた時点で、Aさんが「Bさん、それは誤解です。あの人はそういう人ではありません」と否定してくれたと言うのならば問題はありませんが、そうせずに、Bさんが言っているとしてあなたに対する評価を伝えてきた場合には、状況は少し複雑で、見極めが必要になります。

まずはAさんが親切心から言ってきてくれたと思うのならば話しをそのまま受け入れるでしょう。

そして、「やはり」と思ったり「残念だ」と思う場合には、Bさんに対する「信頼」や自分に対する「自信」も薄らいでしまします。

しかし、Bさんがそう思ったことは事実なので否定することはできないため、これからはあなたのBさんに対する気持ちから付き合い方を変えていかなければならないでしょう。

親切心からではないと感じた場合には、もしかするとAさんもBさんと同じ印象を持っているかも知れないし、Bさんの話しをAさんの印象に近くアレンジして伝えてきた可能性があります。

さらに、本当はAさんはBさんからそんな話しを聞いていないのかも知れません。

 その場合にはあなたは、Aさんに対する「信頼」を考え直す必要があります。

誰の言うことを信じるか

あなたは誰の言うことを信じるかです。

誰を信頼しているかで取るべき行動は違います。

あなたへの評判だけでなく世の中は情報社会と言われ、テレビやネットニュース、SNSなどを通じて世の中に流れている風聞は玉石混交です。

自分にとって有害・有益の見極めや仕分けも必要です。

それらの風聞の中から自分にとって有益なものを選別して集め、データにして、自分のこれまでの経験と知識を加えて情報にし、それをベースに行動して結果を経験にしていく、というプロセスは、いまの世の中でなくても、人間に生まれてきて、その社会で望むように生きていこうとしたら当然に身につけていなければならない技術です。

大切なことは、誰の言うことを信じるか、どんな風聞にも負けない自分への「自信」を強く持つかです。

事実ではない風聞に自分の心が惑わされることくらい無益なことはありません。

心当たりのない無責任な風聞は無視するほかに手立てはありません。

忘れることです。

誰の言うことを信じるか、さまざまな風聞のなかから事実または自分にとって有益だと見極めて取り入れ、効率よく、快適な毎日を過ごすためにはあなたの「情報分析能力」「人物評価能力」「情報発信元選択能力」にかかっています。

事実と違う情報に基づく行動は、時間と労力が無駄になるし、やってしまったことで取り返しのつかない事態を招くこともあります。

自分がこれまで培った経験と知識から正しいと信じた、または信頼できる人からの情報に基づき行動をしましょう。

なぜなら、結果は自己責任になるので、そうでないと納得ができないからです。

耳障りな風聞や気分の悪くなる話しを目や耳にしたくない場合には、見ないようにするか、耳をふさぐとか流れてくる元の栓を閉める、などの手立てが必要かも知れませんね。

心地いい風聞だけが目や耳に入ってくるわけではありませんが、自分にとってつらい風聞も成長のキッカケだ、と考えられれば受け止め方も変わってきますね。

そんな「ものの見方や考え方」も生きていくのには大切な能力です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました