雑記 その12 ティッシュペーパー

考え方が変われば生き方も変わります
悩むことで心を傷つけるより、頭を使って考え、違う生き方を試してみませんか

「ティッシュ」と「ティッシュー」

鼻をかんだり、ちょっと拭き掃除をしたり、メイクに使ったりと、日常的に使用する場面の多いティシューペーパーですが、日本語では略して英語の発音とは異なる「ティッシュ」という呼び方が浸透しています。

発祥の地アメリカでは、「ティシュー(tissue)」と呼称することが定着しており、それにならって日本でも商品パッケージには「ティシュー(ペーパー)」と表記されていることが多いです。

ここでは日本で一般的な言い方であるティッシュを使用しますが、そのティッシュは実は、日本は世界トップクラスのティッシュ消費大国なのです。

生活様式の違い

日本では多くの家庭で、洗面所や台所、各部屋にティッシュケースが置かれていて、そのため世界と日本で一人あたりのティッシュの年間使用量を比べてみると、世界平均が0.6㎏なのに対し、日本は3.0㎏と実に、世界平均の約5倍の量を毎年使用していることになります。

生活文化の違いもあって、アメリカとの比較では日本は、1人当たりの年間使用量はティッシュケース17箱で、2位のアメリカの3倍とのことですが、アメリカはキッチンタオルやペーパータオルが常備されており、台所や洗面所にティッシュを常備する習慣がないことが理由でしょう。

日本では、鼻をかむときだけでなく、口を拭いたり化粧やスキンケア時に使ったりと、さまざまな用途で使用されているティッシュ、それを支えているのは、薄いのに破れにくいという日本製ティッシュの高い技術力です。

日本のティッシュ市場は現在、容量ベース年間で8,000億枚以上、金額ベースでは年間約1,200億円を上回っています。

「ティッシュ」の起源

ティッシュとは「織物」のことで、金糸を布のように織ったものを「ゴールドティッシュ」と呼び、それを重ねるときに間にはさみ込む薄い紙を「ティッシュペーパー」と呼んでいたことに由来し、もともと第一次世界大戦中にガスマスク用のフィルターや脱脂綿の代用品として使用されていました。

第一次大戦後アメリカで大量に余ったティッシュを、1924年にキンバリー・クラーク社がメイク落としの消耗品としてクリネックスティッシュを販売したところ多くの女性からの支持を受け、それまではメイク落としには、タオルや布を使って化粧を洗い落としていたため、洗って使用する手間と不衛生であったことからクリネックスティッシュは好評だったようです。

戦争で使われていたものを女性の美容向け消耗品に転用するという発想がすごいですね。ガスマスク用のフィルターに使われていたくらいですから、品質は相当に高いものだったので、廃棄するにはもったいなかったのでしょうね。

日本には、1953年に伝わり、1964年2月に山陽スコット(現日本製紙クレシア)が日本初の箱入りティッシュを発売し、その後改良が加えられ、ティッシュのほとんどが2枚一組として1枚に加工にされているのは、1枚ずつの製造では薄さのために機械での大量生産が困難になるためと、紙にはざらざらな裏面と肌触りのいい表面があり、2枚の紙の裏面を合わせ、表面を外に出すことでどちらの面も肌触りをよくしていて、さらに二枚重ねにすることでティッシュのあいだに隙間ができるので、より吸水性がよくなるという利点も大きいそうですが、今では当たり前になっていますね。

「ティッシュ」の原料

ティッシュの原料は、いまでは新聞や雑誌、オフィスで不用となったコピー用紙、使い捨ての牛乳パックなどの再生紙が使われますが、主なものはパルプという木材です。

パルプには、マツやスギなど針葉樹からなるN材と、ユーカリやブナなど広葉樹からなるL材の2種類があり、N材が多いほど丈夫で固くなり、L材が多いほど柔らかくなるそうで、ティッシュもトイレットペーパーも、この2種類を混ぜて作られているとのことです。

あることが当たり前

ティッシュを1枚とると次の1枚が勝手に出てきますが、これはポップアップ方式と呼ばれ折り重なるようにしてティッシュが箱に入っているためです。

このように、いまや日常生活に欠かすことのできないティッシュですが、一番使われるのは鼻をかむためのようで、花粉が飛ぶ3月には需要が増えて、通年平均の116%まで増加し、次いで風邪やインフルエンザの流行する12月頃にも需要が増えるそうです。

いまやティッシュも目的に応じてさまざまな種類があり、品質ではおもに化粧する際に肌トラブルを防ぐための低刺激で肌摩擦の少ないものや、しっとりとした肌触りの保湿ティッシュや3~4枚重ねのものや赤ちゃん向けには漂白剤不使用の「無添加・無漂白」などの高品質のものがあったり、介護やペット向けにトイレに流せるタイプもあり、また、コスパ重視でティッシュボックスに入っていないものや小さめのサイズのものもあります。

ふだんから何気なく使っていて、ティッシュのない生活など考えられないことから、スーパーやドラッグストアの目玉商品になったり、昔のオイルショックなどの社会騒動があると真っ先に買い占めのターゲットになるのですね。

あってあたりまえ、なくなると大変な不便を感じるものって、ティッシュ以外にも身の回りにありそうですが、あるのがあたりまえだと、その存在の重要性には気がつきにくく、なくなったり、手に入りにくくなるとあわてて手に入れようとする、というあまり賢くない行動を何度も繰り返してきましたね。

なくなったり、失って困るものは、そうならないように、いつも大切にしておかなければいけないことは分かっているのですが。

羽澤 幸成

学生時代の県人会幹事長として、のちに大活躍される国会、県会、市会の議員の方や役所の方、趣味の音楽活動を通じて芸能の世界で生きている方など多くの人たちに接し、社会人になってから海外進出など多くのプロジェクトを軌道に乗せ、その分野の専門の方たちとも知り合い、いくつかの新しいことにもチャレンジして、早期退職後の企業信用調査の仕事では、それまでの大きな会社の人たちとは違う中小企業や個人事業の方たちとお会いし、いまは地域コミュニティ活動を通じて地域の方たちと交流活動をしています。
それらのキャリアを通じて、たくさんの経験をし、外国の方も含め多くの人たちに出会い、楽しいことばかりでなく、いやな思いもたびたびして、いろいろなことを学びました。
それぞれの世界で、多くの人たちが作る人間模様のなかで、うまくいっている人やそうでない人もいて、能力以外に考え方が違うのだ、と感じました。
人それぞれ考え方が違うので、当然に生き方も異なり、一緒に仕事や生活をしながら、なぜ、そうするのかを考えることの繰り返しで対応しながらも、自分の信念は曲げずに生きてきたので、心を痛めて悩んでいる人に、こうは考えられないかな、と頭を使って苦境を打開するキッカケになってくれればと思っています。

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