雑記 その14 「おなら」について

考え方が変われば生き方も変わります
悩むことで心を傷つけるより、頭を使って考え、違う生き方を試してみませんか

「おなら」って

「おなら」とは、もちろんお尻から出るガスのことですが、「出物腫れ物、所嫌わず」と昔から言われていて、多くの場合、不可抗力で出てしまうか、他人(ひと)に分からないように処理をしています。

「おなら」の語源は、「鳴らす」という言葉を名詞化した「鳴らし」に、接頭語の「お」が付いた「お鳴らし(おならし)」を最後まで言わないで、えん曲に表現したもといわれていて、「おなら」はガスが出るときに音を発するものを指すことが多いのに対し、屁は「すかし屁(すかしっぺ)」などのように音を立てないものを指すことが多いです。

「おなら」は英語でfart(ファート)といい、「おなら」とともに出ると下品とされるものに「ゲップ」があって、外国では「ゲップ」のほうが「おなら」より出るとひんしゅくを買う、といわれますが、日本と同じで、不可抗力の場合もありますが、あまり人前ではしない方がいいでしょう。

「おなら」の回数と中身

人は一日、何回くらい「おなら」をするかを調べると、本人の自覚としては3回以下と思っている人が半分くらいで、それが健康的だとも思っているようですが、実際は排便時などを含め10回くらいだそうです。

「おなら」のもとは、「ほとんどが飲み込んだ空気」で、飲食時に飲み物や食べ物と一緒に空気も胃に入っていき、仮に10ミリリットルの水を飲むと、18ミリリットルの空気が胃に入るそうです。

「おなら」の量は、飲み込んだ空気の量に比例し、その出る量の約80%は窒素で、残りは酸素や二酸化炭素、水素、メタンガスなども含まれ、窒素と酸素以外は、おおむね大腸の腸内細菌が食べ物のかすなどに作用して生まれたもので、多くは「ゲップ」として口から出ていきます。

「おなら」のニオイ

これら「おなら」を構成する成分の99%は無臭で、悪臭の原因となる物質は約1%とされ、たとえば、硫化水素やインドールなどという物質となっています。

ちなみに音がする「おなら」より、音のしない「すかしっぺ」のほうが臭いといわれますが、これは飲み込んだ空気が少ないことで、悪臭の原因となる物質の影響が強く出るからだそうです。

「おならは健康のバロメーターで、ニオイがかなりきつくなったら赤信号」といわれていて、動物性脂肪の取り過ぎなどにより、腸内で健康に有毒な悪玉菌が優勢になることで毒性が極めて強くて、悪臭の原因にもなる硫化水素などが作られていて、大腸がんを促進する可能性もあるので注意が必要です。

おならの回数や量で健康かどうかを判断するのは難しいですが、ニオイには注意をした方がよさそうですね。

ヒトの腸内には、およそ1000種類、100兆個の細菌が生息していますが、大きく分けて善玉の菌、悪玉の菌、そのどちらでもない中間の菌の3種類のグループに分けることができ、菌の数やバランスは個人やその時の体調によって異なり、健康に大きく影響しているそうです。

善玉菌はオリゴ糖や食物繊維をエサとして増殖するため、野菜類や果物、豆類を多くとると数を増加させることができ、善玉菌は腸内でこれらのエサを発酵させ自分たちのエネルギーにするとともに、ガスを発生させ、この時発生するガスは二酸化炭素がほとんどで、ニオイはほぼありません。

一方、悪玉菌はたんぱく質や脂質が中心の食事を多くとったり、不規則な生活、便秘などが原因で増殖し、悪玉菌の一つであるウェルシュ菌などが肉の赤みや魚などタンパク質を分解すると、アンモニアやスカトール、インドールという成分を発生させ、これらの成分は少量でも強いニオイを発するため、おならが臭くなる原因となります。

「おなら」と健康

腸内環境を改善するためには、まず豆類など食物繊維が豊富な食品と、納豆などの発酵食品を積極的に食べることが大事といわれ、便をしっかり出すためには大腸付近の腸腰筋を鍛えるのも効果的とされ、腸腰筋は毎日歩いたり、スクワットをしたりすることで鍛えられるそうです。

「おなら」の音の大小は健康状態とは関係なく、「おなら」が肛門から出る量や速さによって音の大きさや高さは変わります。

おならを無理して我慢すると、腸管に「憩室」というへこみができて炎症を起こしたり、痛みや熱が出たりすることもあるので健康にはよくないそうで、便秘や下痢に悩む人は少なくありませんが、腸内環境を整えることで「きちんと便を出し、腸内にあるガスを適切に抜くことが健康にとって大切」なのです。

便も「快便」といわれるように「おなら」も「快おなら」として、身体に入ったものや身体で作られた汗などの物質とともに、無理のないように、自然な仕組みのなかで体外に排出した方が健康的ですね。

羽澤 幸成

学生時代の県人会幹事長として、のちに大活躍される国会、県会、市会の議員の方や役所の方、趣味の音楽活動を通じて芸能の世界で生きている方など多くの人たちに接し、社会人になってから海外進出など多くのプロジェクトを軌道に乗せ、その分野の専門の方たちとも知り合い、いくつかの新しいことにもチャレンジして、早期退職後の企業信用調査の仕事では、それまでの大きな会社の人たちとは違う中小企業や個人事業の方たちとお会いし、いまは地域コミュニティ活動を通じて地域の方たちと交流活動をしています。
それらのキャリアを通じて、たくさんの経験をし、外国の方も含め多くの人たちに出会い、楽しいことばかりでなく、いやな思いもたびたびして、いろいろなことを学びました。
それぞれの世界で、多くの人たちが作る人間模様のなかで、うまくいっている人やそうでない人もいて、能力以外に考え方が違うのだ、と感じました。
人それぞれ考え方が違うので、当然に生き方も異なり、一緒に仕事や生活をしながら、なぜ、そうするのかを考えることの繰り返しで対応しながらも、自分の信念は曲げずに生きてきたので、心を痛めて悩んでいる人に、こうは考えられないかな、と頭を使って苦境を打開するキッカケになってくれればと思っています。

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