イヤイヤやるのが好き
昔、ラジオの公開番組であの長嶋茂雄さんが一般の方に講演をしている様子が放送されるのを聴いていました。
最後に、一般の方から質問がありました。
「なぜ長嶋さんは野球を続けることができたのですか。」
それに対して長嶋さんは、
「野球が好きだったからです。
人は、やっていることは好きなことなんです。
イヤなことはやりませんから。」と答えました。
すると一般の方が、
「私は仕事をイヤイヤやっているのですけれど。」とさらに発言がありました。
すぐに長嶋さんが答えました。
「それは、あなたはイヤイヤやることが好きなんです。」と。
それを聴いて私は、長嶋さんはまさに天才だと思いました。
続けられるのは好きなこと
ふつう、イヤイヤやっていることは「好きではないこと」だと思いがちですが、それでもいろいろな事情はあるものの続けているということは、長嶋さんの言う通り「好きなこと」の部類に入るのでしょう。
本人は「好きなこと」ではないと感じていても、続けていられるということは「我慢できる」範囲内なのでしょうね。
問題はその「好きなこと」に取り組む姿勢ということになりますね。
どうしても続けなければいけないことならば、できるだけ楽しいことを見つけて、せめて嫌いにならない程度に好きになることができたらいいですね。
本当にイヤなことであれば、やらなくて済むように避けるか、やってもできるだけ早く状況を変えようとするので、いずれにしても長い間はやらないですよね。
もちろん、病気など努力してもどうにもならない、変えることが難しい状況もありますが、それでも変えようと希望を捨てずにイヤなことから抜け出したいと努力をしますね。
いずれにしても、好きなことは続けられるし、続けられるのは好きなことなのではないでしょうか。
好きなことややっていて楽しいことならば続けたいし、そのことに上達したいので努力もできますよね。
頑張って望む結果を出すことができるとうれしかったり、さらにほかの人から褒めてもらうことでもあれば、そのことがますます好きになりますね。
成長していく自分を実感できることは心が満たされることでもありますね。
人生を心豊かに過ごすためには、必ずしもたくさんの経験をする必要がなくて、たとえひとつのことでも継続し続ければ、そのことを通じて世の中のいろいろなことが分るし、人との出会いなどでも成長のキッカケがあるので、できれば早い時期に自分にとって「好きなこと」に気がつくといいですね。
「継続は力なり」です。
「好きなこと」で自分を成長させましょう。
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