第111話 不平、不満、愚痴、文句

考え方が変われば生き方も変わります
悩むことで心を傷つけるより、頭を使って考え、違う生き方を試してみませんか

なるべく言わない方がいい

不平、不満、愚痴、文句などはできるだけ言わない方がいい、というのは分かっていても何かのはずみで思わず出てしまうことがありますね。

では、なるべく言わないようにするにはどうすればいいのでしょうか。

そう思ってしまう、そう感じてしまうのはなぜなのでしょう、原因は何なのでしょうか。

原因となることを考えなければいい、思わなければいい、感じなければいい、ということになるでしょうか。

発言のなかには、間違っていると思っていることに対する抗議の意味もあるかも知れませんが、ここでは不平、不満の気持ちとします。

原因は何か

不平、不満、愚痴、文句などが生まれてしまう原因として考えられるのは、自分の思うとおりの結果にならない、自分の期待した結果と違う、不公平な扱いや評価を受けている気がするなどが挙げられるかも知れません。

頑張ったのだけれど、想定外の事態が発生したり、一緒に頑張っている仲間が期待と違ったり、約束と違う行動をしたことによって予定したり、望んでいた結果にならなかったとか、やってきた努力や達成した業績に対する評価が思ったより低かったり、ほかの人と比べて不公平な扱いを受けていると感じたりすると不平、不満、愚痴、文句などが生まれるきっかけになりますね。

そのような事態になり、その状況に気がつくというのは社会人であれば全くないわけではないですよね。

問題は、気がついてどう感じるか、どう思かですね。

不満などが生まれたら

何事も思いどおりになるわけではないからとか、人が人を評価するのだから多少の好き・嫌いの感情が入っても仕方がないなどと比較的穏やかに状況を受け入れるか、冗談じゃないとか、そんなのおかしいとか、状況を受け入れられずに不平、不満、愚痴、文句などで気持ちを波立たせてしまうか、ですね。

自分なりに頑張って、精いっぱいやってきたり、一生懸命努力してきたりという気持ちが強ければ強いほど結果に対する評価を期待してしまうので、それらが想定外のものになると生まれる不平、不満、愚痴、文句などはより強くなるでしょうね。

与えられた仕事を責任を持って、指示や期待どおりの成果を上げようと頑張ったのであって、決していい評価を得ることを目指したわけではないのに、指示どおりの結果を出したのに正当な評価を得られないとか、思いどおりの結果を出せなかったのは自分の努力以外のことが原因であったなどの場合は、少なくても満足はできないですね。

またさらに、そのような状況になったとして、その気持ちをどうするかですね。感情的にその気持ちを出すか、表情には出さずに、表面的には穏やかに振る舞えるかですね。

そのような状況になるのが初めてだったり、あまり経験をしたことがないなどの場合には対処の仕方が分からなかったり、セルフコントロールの技術が確立していないなどから不平、不満、愚痴、文句などが生まれやすくなりますね。

不満などを表情や態度に出す

不平や不満などの気持ちを、反抗心や分かってもらおうとして表情や態度に出す人がいます。

自分はそうすることで気持ちが軽減したり、晴れるのかも知れませんが、それを見たり、聞いたりしている周りの人はどう思っているのかも考えた方がいいかも知れませんね。

不平、不満、愚痴、文句などを言ったり、思ったりしている状況はどんな気持ちですか。楽しいですか、イライラしていませんか。

不平、不満、愚痴、文句などを持っている状態でそのようは振る舞いをすると相手にもそれを感じ取られ、良好な関係を築くことが難しくなり、同じようなイヤな思いをしたくないので、近づくのを避けられたり、それ以外のことでも、周りの人たちともコミュニケーションをとりづらくなり、身の回りで起こっていることを的確に理解をし、受け入れることができない心理状況になっているかも知れず、それがまた問題を引き起こす原因にもなりかねず、人間関係がギクシャクするなど悪循環となって、負のスパイラルにもなりかねないので、不平や不満などを表情や態度に出すことにあまりいいことはなさそうです。

そもそも、そんなことを言っている自分は好きですか、みじめではないですか、楽しいはずはなく、思ったような結果を出せなかったことを公表しているようで、自分は状況に負けているということ、自分の努力が足りなかったこと、才能がなかったこと、そのことに向いていなかったこと、自分の何かが足りなかったことを知らしめることになんって、周りに自分が小さい人間だという評価を受けてしまうことになりかねません。

どうしても不満などを言いたのなら、だれかれ構わずではなく相手を選ぶことですね。

どのようにできたらいいか

なんでこうなんだ、とかなぜそんなことをするのかなどと思っているため必ずしもハッピーな気持ちではないですよね。

自分はツイていないとか、世の中が思いどおりにならないとか、落ち込んだりマイナスの気持ちになったりしますね。

自分でも満足いかない状況だから心が満たされず、面白くない気持ちになってしまいます。

不平、不満、愚痴、文句などは思わないようにするとか、考えないようにするのではなくて、すべてが自己責任で招いた結果として受け入れ、人に自分の都合を求めずに、必要ならば反省をして次に生かすなど、物事をすべて前向きにとらえるようにしていれば不平、不満、愚痴、文句などは沸くことがないので、いつも心を穏やかに過ごすことができ、いつも「笑う門には福来る」状況でいることができるような好循環になります。

昔から言われている「笑う門には福来る」状況とは真反対の不愉快な気持ちになっていては、「幸せ」も近づきにくいかも知れませんね。

自分がハッピーな気持ちで心穏やかに過ごせば、周りの人にも優しく接することができ、相手からも相応の反応を期待することができ、これも好循環を生みますね。

不平、不満、愚痴、文句などを感じる状況になってしまったら、その気持ちをなにくそ、負けてたまるか、このままではいけないと、頑張るエネルギーに変えることができれば落ち込んだ気持ちを前向きに切り替えることになりますね。

何に負けないか、それは情けない、このままではだめだ、こうなってしまったのは自分のせいではないと思う現実逃避、もうどうでもいいというヤケになる気持ち、そして怠けてしまいたいという弱い自分に負けない、ということですね。

例え何かをやっても結果が当初望んでいたものとは違った場合には、その原因を考え、次への対策を講じるなど反省をすれば、また一つ勉強になったな、と結果を前向きにとらえることができ、次はうまくいくかもしれません。

人との会話や共同作業などで、期待外れだったり、存外の態度を取られた場合には、そうかこの人はこういう性格や能力だったのか、自分には人を見る目がないな、とか早いうちに分かってよかったなどと、この場合でも前向きにとらえることができれば、次からはじょうずな人づきあいができるようになるでしょう。

自分の能力を超えたり、自分勝手な都合の目標や期待を持つとおのずと結果は望んだものにはなることは少なく、不平、不満、愚痴、文句などが生まれるので、自分の分相応の目標や希望を持っていれば実現や達成できる可能性が高く、ハッピーを感じることができます。

“そりゃ世の中、いいことばかりがあるわけじゃないよな”“さて、これらをふまえてこれからどうするかだな”“いろいろなことが経験できて楽しいな”“世の中、いいやつばかりじゃないよな。みんな世の中のイロドリだよ”“自分も嫌いな人がいるのだから、自分を嫌いな人がいるのは当たり前だな”“みんなに好かれる必要なんてないさ。本当の自分を分かってくれる人とだけつきあっていけばいいよ”“イヤな人をどうやって避けていくかは工夫だな”“世の中、なるようにしかならないもんだよな”などと思えたらいいのかも知れませんね。

不満などを感じている人に対して

不平、不満などの反対語は一般的には満足や感謝ということになるでしょうが、起こってしまった不満などの気持ちの対語は納得、理解だと思います

そしてその気持ちを和らげてくれるのが、家族や親しい友人たちのシンパシーでしょう。

シンパシーとは、かわいそうにというあわれみの気持ちや同情とは少し違って、相手の気持ちを理解し同じような気持ちになることです

詳しくはこのブログの「第51話シンパシー」で書きました。

一緒にお酒などを飲んで、話しを聞いてもらって自分の気持ちを理解してもらい、シンパシーを持ってもらったり、適切な助言を受けたりすると不満などの気持ちは中和されたり、緩和されたりと和らぐことになります。

一番言ってはならないことは、“それはあなたも悪い”といって相手をたしなめて、感情を逆なですることです。

たとえそう思っても、相手にストレートにその思いを伝えたところで、相手は自分が悪くないと思っているから不満を感じているのであって、そう言ったとたんに相手は“あなたは何を分かっているのですか”と反感をかうだけで、親しかった二人の関係が悪化することにもなりかねません。

そう思った場合に、あえて相手に言う言葉があるとしたら“そんなに大変な思いをしたのだから、きっと何かを学んだのでしょうね”と、相手の反省を確認することくらいでしょう。そして適切な言葉が聞けたら、“それはよかった、それで安心しました”という、相手に寄りそう気持ちを伝えることです。お互いさまです。

相手に不満などを感じさせない

大切な家族や友人、スタッフたちに不満などを抱かせないためには、いつも自分がどのような考えや気持ちで接しているか、また何を期待しているかなどを伝えて、相手が頼み事や指示を理解して、納得していることを確認することと、相手がどう思っているのかを適時、適切なコミュニケーションで確認して、必要ならば話し合いなどで関係修復の手立てを取ることですね。

会社などでのスタッフへの人事考課については、指示の内容や結果の評価、その根拠を丁寧に説明し、それに対する相手の意見に耳を傾けることが大切ですね。

自分が不平、不満などへじょうずに対処することと、そのような気持ちが起こった時の解消方法を日ごろから考えておくことと、相手に不平や不満を抱かせない工夫を図ることが大切ですね。

不平や不満などの原因をよく考えてみると自分自身だった、というのもよくあることだし、またよく考えたら、自分自身に腹が立っていたのだ、というのもよくありがちですね。自省の念を込めて。

羽澤 幸成

学生時代の県人会幹事長として、のちに大活躍される国会、県会、市会の議員の方や役所の方、趣味の音楽活動を通じて芸能の世界で生きている方など多くの人たちに接し、社会人になってから海外進出など多くのプロジェクトを軌道に乗せ、その分野の専門の方たちとも知り合い、いくつかの新しいことにもチャレンジして、早期退職後の企業信用調査の仕事では、それまでの大きな会社の人たちとは違う中小企業や個人事業の方たちとお会いし、いまは地域コミュニティ活動を通じて地域の方たちと交流活動をしています。
それらのキャリアを通じて、たくさんの経験をし、外国の方も含め多くの人たちに出会い、楽しいことばかりでなく、いやな思いもたびたびして、いろいろなことを学びました。
それぞれの世界で、多くの人たちが作る人間模様のなかで、うまくいっている人やそうでない人もいて、能力以外に考え方が違うのだ、と感じました。
人それぞれ考え方が違うので、当然に生き方も異なり、一緒に仕事や生活をしながら、なぜ、そうするのかを考えることの繰り返しで対応しながらも、自分の信念は曲げずに生きてきたので、心を痛めて悩んでいる人に、こうは考えられないかな、と頭を使って苦境を打開するキッカケになってくれればと思っています。

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生き方の考え方

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