第10話 「好きな人」「嫌いな人」は「自分」

考え方が変われば生き方も変わります
悩むことで心を傷つけるより、頭を使って考え、違う生き方を試してみませんか

Sunny park

「好きな人」、「嫌いな人」の前にいる自分

「好きな人」や「嫌いな人」っていますよね。

なぜ、この人は「好き」で、あの人は「嫌い」と思うのでしょう。

好きな人ってどんな人?嫌いな人ってどんな人?

自分が好きな人って、自分にとってどんな人?

自分が嫌いな人って、自分にとってどんな人?

それを知るためにまず、

自分が大好きな人を思い浮かべてください。

そして次に、その人の前に居る自分を思い浮かべてください。

今度は、

自分が大嫌いな人を思い浮かべてください。

次に、その人の前に居る自分を思い浮かべてください。

二つのタイプの「自分」が思い浮かびましたね。

その二つのタイプの「自分」はどんな「自分」ですか。

おそらく、大好きな人の前にいる「自分」は、この人が「自分」のことを理解してくれ、協力もしてくれるし、仲良くもしてくれ、一緒にいると楽しいし、尊敬もできたりして(「自分」にとって、いると都合が)“いい人”ということが理由ではあるものの、「自分」は、「明るい自分」、「素直な自分」、「優しい自分」、「穏やかな自分」、「笑っている自分」、「頑張っている自分」など、けっこう「自分」でも気に入っている「自分」なのではないでしょうか。

そんな「自分」でも気に入っている「自分」を引き出してくれる人は好きになりますよね。

それに比べて、大嫌いな人の前にいる「自分」は、あの人には意地悪なことをされるし、バカにされるし、都合のいいことばかり言われるので(いい気もしないので「自分」にとって、いると都合が)“よくない人”ということが理由ではあるものの、「自分」は、「ウソをついている自分」、「攻撃的な自分」、「怒っている自分」、「弱い自分」、「ダメだと感じている自分」など「自分」でも気に入らない「自分」が出ているのではないでしょうか。

そんな「自分」でも気に入いらない「自分」が出てしまう人は好きにはなりませんね。

もし、そういう人とかかわりを持たないようにするとか無視することができれば、「自分」でも嫌いな「自分」を見なくて済むかも知れませんね。

自分でも「好きな部分」「嫌いな部分」

つまり、「好きな人」と「嫌いな人」というのは、この人やあの人ではなく、「好きな人」の前にいる「自分」や「嫌いな人」の前にいる「自分」ということになり、「好きな自分」と「嫌いな自分」や「自分の好きな部分」と「自分の嫌いな部分」を「自分」が感じているためだということになりますね。

心を穏やかに、できるだけ多く楽しい時間を過ごすためには、「自分の好きな部分」を出して一緒にいられる人と過ごす時間を多くすることですね。

その反対は言うまでもありません。

どんな「自分」が好きなのかに気づいて、それを意識し、「自分」でもそんな「自分」にいつまでもいられるように頑張ることも必要です。

明るくて、素直で、優しくて、穏やかで、笑っていて、頑張っていられれば多くの人からも好かれるし、そんな人たちに囲まれていれば「自分」でも気に入っている「自分」で振る舞うことができ、「嫌いな人」に出会う機会も少なくなるかもしれませんね。

羽澤 幸成

学生時代の県人会幹事長として、のちに大活躍される国会、県会、市会の議員の方や役所の方、趣味の音楽活動を通じて芸能の世界で生きている方など多くの人たちに接し、社会人になってから海外進出など多くのプロジェクトを軌道に乗せ、その分野の専門の方たちとも知り合い、いくつかの新しいことにもチャレンジして、早期退職後の企業信用調査の仕事では、それまでの大きな会社の人たちとは違う中小企業や個人事業の方たちとお会いし、いまは地域コミュニティ活動を通じて地域の方たちと交流活動をしています。
それらのキャリアを通じて、たくさんの経験をし、外国の方も含め多くの人たちに出会い、楽しいことばかりでなく、いやな思いもたびたびして、いろいろなことを学びました。
それぞれの世界で、多くの人たちが作る人間模様のなかで、うまくいっている人やそうでない人もいて、能力以外に考え方が違うのだ、と感じました。
人それぞれ考え方が違うので、当然に生き方も異なり、一緒に仕事や生活をしながら、なぜ、そうするのかを考えることの繰り返しで対応しながらも、自分の信念は曲げずに生きてきたので、心を痛めて悩んでいる人に、こうは考えられないかな、と頭を使って苦境を打開するキッカケになってくれればと思っています。

羽澤 幸成をフォローする
アイモバイル広告
自分と私とあなた

コメント

タイトルとURLをコピーしました