第12話 やっていることは「好きなこと」

考え方が変われば生き方も変わります
悩むことで心を傷つけるより、頭を使って考え、違う生き方を試してみませんか

イヤイヤやるのが好き

昔、ラジオの公開番組であの長嶋茂雄さんが一般の方に講演をしている様子が放送されるのを聴いていました。

最後に、一般の方から質問がありました。

「なぜ長嶋さんは野球を続けることができたのですか。」

それに対して長嶋さんは、

「野球が好きだったからです。

人は、やっていることは好きなことなんです。

イヤなことはやりませんから。」と答えました。

すると一般の方が、

「私は仕事をイヤイヤやっているのですけれど。」とさらに発言がありました。

すぐに長嶋さんが答えました。

「それは、あなたはイヤイヤやることが好きなんです。」と。

それを聴いて私は、長嶋さんはまさに天才だと思いました。

続けられるのは好きなこと

ふつう、イヤイヤやっていることは「好きではないこと」だと思いがちですが、それでもいろいろな事情はあるものの続けているということは、長嶋さんの言う通り「好きなこと」の部類に入るのでしょう。

本人は「好きなこと」ではないと感じていても、続けていられるということは「我慢できる」範囲内なのでしょうね。

問題はその「好きなこと」に取り組む姿勢ということになりますね。

どうしても続けなければいけないことならば、できるだけ楽しいことを見つけて、せめて嫌いにならない程度に好きになることができたらいいですね。

本当にイヤなことであれば、やらなくて済むように避けるか、やってもできるだけ早く状況を変えようとするので、いずれにしても長い間はやらないですよね。

もちろん、病気など努力してもどうにもならない、変えることが難しい状況もありますが、それでも変えようと希望を捨てずにイヤなことから抜け出したいと努力をしますね。

いずれにしても、好きなことは続けられるし、続けられるのは好きなことなのではないでしょうか。

好きなことややっていて楽しいことならば続けたいし、そのことに上達したいので努力もできますよね。

頑張って望む結果を出すことができるとうれしかったり、さらにほかの人から褒めてもらうことでもあれば、そのことがますます好きになりますね。

成長していく自分を実感できることは心が満たされることでもありますね。

人生を心豊かに過ごすためには、必ずしもたくさんの経験をする必要がなくて、たとえひとつのことでも継続し続ければ、そのことを通じて世の中のいろいろなことが分るし、人との出会いなどでも成長のキッカケがあるので、できれば早い時期に自分にとって「好きなこと」に気がつくといいですね。

「継続は力なり」です。

「好きなこと」で自分を成長させましょう。

羽澤 幸成

学生時代の県人会幹事長として、のちに大活躍される国会、県会、市会の議員の方や役所の方、趣味の音楽活動を通じて芸能の世界で生きている方など多くの人たちに接し、社会人になってから海外進出など多くのプロジェクトを軌道に乗せ、その分野の専門の方たちとも知り合い、いくつかの新しいことにもチャレンジして、早期退職後の企業信用調査の仕事では、それまでの大きな会社の人たちとは違う中小企業や個人事業の方たちとお会いし、いまは地域コミュニティ活動を通じて地域の方たちと交流活動をしています。
それらのキャリアを通じて、たくさんの経験をし、外国の方も含め多くの人たちに出会い、楽しいことばかりでなく、いやな思いもたびたびして、いろいろなことを学びました。
それぞれの世界で、多くの人たちが作る人間模様のなかで、うまくいっている人やそうでない人もいて、能力以外に考え方が違うのだ、と感じました。
人それぞれ考え方が違うので、当然に生き方も異なり、一緒に仕事や生活をしながら、なぜ、そうするのかを考えることの繰り返しで対応しながらも、自分の信念は曲げずに生きてきたので、心を痛めて悩んでいる人に、こうは考えられないかな、と頭を使って苦境を打開するキッカケになってくれればと思っています。

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生き方の考え方

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