第7話 「価値観」は「人生観」

考え方が変われば生き方も変わります
悩むことで心を傷つけるより、頭を使って考え、違う生き方を試してみませんか

「価値観」は大切なものの順番

人は、なにかの行動を起こそうととき、目的・目標とするものやそれを実現する方法・手段などの選択肢の基準となるものは「価値観」です。

「なるべく時間がかからないようにしよう」とか「費用は抑えよう」とか「他人に迷惑をかけてまではしたくない」とかの判断をしながら行動するでしょう。

つまり「価値観」は「人生観」そのものと言っていいかも知れません。

「価値観」とは、大切だと思っているものの優先順位です。

「時間」「健康」「お金」「信用」「親」「家族」「友人」「人間関係」「自由」「安定」「挑戦」「変化」「世間体」「仕事」「社会貢献」「教育」「技術」「道徳」などなどが一般的に大切だと思われていたり、大事にされているものですよね。

一度失うと二度と手に入らないものや、手に入りにくいもの、ダメージを受けると修復が難しいものなどが、そうならないように大切にしているというのが「価値観」になります。

「価値観」が近い人

「価値観」が同じや近い人と一緒にいると楽ですね。

一緒に行動する方向が同じでモメることが少なく、相手の行動が理解でき、自分の行動も理解してもらいやすいからです。

結婚など長い時間を一緒に過ごすパートナーであれば、似たような「価値観」を持っていて、その上に趣味が同じ人の方がいいですね。

おそらく一緒にいて楽しい時間が多くなると思います。

ではそんな大事な人の「価値観」をどうすれば知ることができるでしょう。

ふだんの行動を見ていると、その人が持っている「価値観」がだいたいわかります。

でもそれは推測なので、長く付き合っていこうとする友人や人生のパートナーの場合には、できるだけ早い機会に相手の「価値観」を知っておくといいですね。

どうすれば相手の「価値観」がわるのでしょう。

直接聞くことが一番です。

「あなたが大切にしているものを10くらいあげてみて」と聞くか、自分が大切にしているものを話してみて、それに対する反応などから察するか、です。

そのうち優先順位はともかく、6つくらいがあなたと同じであればほぼ「価値観」が近い人ということになるでしょう。

その上、優先順位の上位3つくらいが同じであれば、長い時間を一緒に過ごすことができると思います。

たとえば、あなたが大切にしている「時間」「親」「信用」などが優先順位の上位にあげられる人と一緒にいれば、あなたは落ち着いた気持ちで穏やかな時間を比較的多く過ごすことができるでしょう。

お互いを好きなものどうしや趣味が同じものどうしならば、短い期間であれば一緒にいることはできると思いますが、それだけでは数年という長い時間を一緒に過ごすことは難しいかも知れませんね。

しかし、さらに「価値観」が似ていればより長い時間を一緒に過ごすことができることでしょう。

あせることはありませんが、できるだけ早く同じような「価値観」を持つ人に出会えるといいですね。

羽澤 幸成

学生時代の県人会幹事長として、のちに大活躍される国会、県会、市会の議員の方や役所の方、趣味の音楽活動を通じて芸能の世界で生きている方など多くの人たちに接し、社会人になってから海外進出など多くのプロジェクトを軌道に乗せ、その分野の専門の方たちとも知り合い、いくつかの新しいことにもチャレンジして、早期退職後の企業信用調査の仕事では、それまでの大きな会社の人たちとは違う中小企業や個人事業の方たちとお会いし、いまは地域コミュニティ活動を通じて地域の方たちと交流活動をしています。
それらのキャリアを通じて、たくさんの経験をし、外国の方も含め多くの人たちに出会い、楽しいことばかりでなく、いやな思いもたびたびして、いろいろなことを学びました。
それぞれの世界で、多くの人たちが作る人間模様のなかで、うまくいっている人やそうでない人もいて、能力以外に考え方が違うのだ、と感じました。
人それぞれ考え方が違うので、当然に生き方も異なり、一緒に仕事や生活をしながら、なぜ、そうするのかを考えることの繰り返しで対応しながらも、自分の信念は曲げずに生きてきたので、心を痛めて悩んでいる人に、こうは考えられないかな、と頭を使って苦境を打開するキッカケになってくれればと思っています。

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生き方の考え方

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