第31話 自分に向いている職業は

考え方が変われば生き方も変わります
悩むことで心を傷つけるより、頭を使って考え、違う生き方を試してみませんか

いろいろな職業

世の中にはさまざまな職業があって、たくさんの人がそれぞれの職業を仕事として働き、報酬を得ています。

自分にはどういう職業が向いているのかを考えます。

職業の前にまず、たくさんの業界があります。

製造業として自動車や機械などの業界、医療機器・医療品業界、建設業界、アパレル業界、食品業界など、サービス業として卸売業界、小売業界、物流業界、金融業界、教育業界、外食業界、ホテル・観光業界、介護業界、人材業界などがあります。

ほかには、公務員、弁護士や会計士、医師などのスペシャリストの業界、そして農業や漁業などもあります。

それらの業界で、組織であれば担当する職業として、営業職、技術職、企画職、人事・経理などの専門職があります。

それらのなかから、自分が担当してみたい職業を選ぶことになります。

まずは、どんなモノに関わりたいかですね。

業界のなかに業種があります。

コンピュータ、各種機械や部品、自動車、医薬品、衣料品、食料品、旅行など以外に、公務員として、弁護士などのスペシャリストとして、農業や漁業など多種多様の業種の中から関心や興味のある業種を選びます。

会社に就職

そしてそれらの業種の中から、それらを運営する会社を選びます。

会社組織であれば、機能として営業系、研究・開発を含む技術系、企画系、専門系などの職種があります。

そして、数ある業界、業種、企業、職業のなかから担当する職業に就きます。

会社組織の場合、会社の都合などで必ずしも入社前に希望した職業に就くことができない場合もあります。

担当業務

担当した仕事の内容や役割、会社のなかでの機能・責任を理解したうえで、果たして自分に向いていたかを考えます。

一般的な社会人になった場合には、目指す会社内でのポジションや報酬などの未来像や目標がありますね。

目指すポジションで自分の力を十分に発揮して、望む成果をあげ、満足できる報酬を得る、というのは誰しもが描く目標です。

さらに、仕事の内容が、自分が興味や関心があって、そのために勉強もしてきて、その仕事を通じて自分の成長を感じることができてやりがいがある、と思うことができれば、望みがかなったことになりますね。

そうなるために、一番始めの業界、業種、職業の選択の際に、何を自分が好きで、これなら頑張れるという意味で、自分に向いているかに確信を持つことが大切ですね。

個々の企業については、相手の採用事情や条件もあるので、こちらの都合どおりということにならないこともあります。

野球チームに例えると

職業について、自分は何に向いているかを考える場合にたとえば、企業の組織の例としてプロ野球のチームで考えてみます。

私はプロ野球に関わったことがないので、あくまでも外部からの想像ですが、1つのプロ野球チームにはたくさんの人が働いていて、それぞれの役割を果たしているのではないかと思います。

まず選手です。投手、内野手(1塁手、2塁手、遊撃手、3塁手)・外野手(左翼手、中堅手、右翼手)の野手、捕手などで、役割も違うので求められる才能も、それに応えるための練習方法も違います。

もちろん打順も同様に求められるものが違います。

ほかに監督やコーチがいますが、ここまででも1軍や2軍、場合によってはその下部組織もあります。

そのほかにも、マネジメントスタッフ、広報、スカウト、スコアラーなどデータ分析担当とさまざまなグランド以外で活躍するスタッフがいることでしょう。

別に球場などを運営するスタッフやグランドキーパーもいます。

会社も、規模によって運営形態はさまざまで、職業によって担当者の人数も異なりますが、自分の職業のほかに、それをサポートしてくれるたくさんの人と協力し合って組織として運営されていて、機能としては似ている点があります。

野球の例を挙げましたが、自分はこの中で何を担当してみたいかを考えます。

監督やコーチならば1軍か2軍か、選手ならば投手か野手か、内野手・外野手ならばポジションは、打順ならば何番が向いているかなどなどです。

イメージした野球チームのなかで、自分が生き生きと活躍している姿が想像できる役割が、自分に向いている職業ではないかと思います。

表に出てチームを引っ張る役割で活躍したいか、引っ張るというよりチームや選手を支える側で活躍したいか、野球チームをマネジメントする側で貢献したいかなどです。

野球のほかに、スポーツであればサッカーとか、スポーツ以外では音楽のオーケストラやバンドなど、会社と同じようにチームで活動する分野で、自分が想像しやすいグループのなかで、どんな役割を担当したいかを思い浮かべてみてはどうでしょうか。

また、チームとしてではなく、知識や技術を身につけ、スペシャリストとして活躍する、という道もあります。

会社に限らず、世の中という大きな社会のなかにも同じような役割や機能を担う方々がいます。

生きがいを感じる

自分の個性や能力、興味、乗り越えなければならないハードルなどを考慮した上で、どんな社会で、どんな仕事をして毎日を過ごしたいのかをイメージして、その方向に向かって努力を重ねていけば、望む仕事を担当することができるでしょう。

いずれにしても、担当する仕事を通じて、会社や社会に貢献して、人の役に立つことで、存在感を示すことができることが、生きがいに通じるのではないかと思います。

報酬も大切ですが、まわりの人たちと協力し合いながら、目標に向けて努力し、共通の望む結果を得ることで、やりがいや生きがいを感じることも幸せの大きな要素ですね。

羽澤 幸成

学生時代の県人会幹事長として、のちに大活躍される国会、県会、市会の議員の方や役所の方、趣味の音楽活動を通じて芸能の世界で生きている方など多くの人たちに接し、社会人になってから海外進出など多くのプロジェクトを軌道に乗せ、その分野の専門の方たちとも知り合い、いくつかの新しいことにもチャレンジして、早期退職後の企業信用調査の仕事では、それまでの大きな会社の人たちとは違う中小企業や個人事業の方たちとお会いし、いまは地域コミュニティ活動を通じて地域の方たちと交流活動をしています。
それらのキャリアを通じて、たくさんの経験をし、外国の方も含め多くの人たちに出会い、楽しいことばかりでなく、いやな思いもたびたびして、いろいろなことを学びました。
それぞれの世界で、多くの人たちが作る人間模様のなかで、うまくいっている人やそうでない人もいて、能力以外に考え方が違うのだ、と感じました。
人それぞれ考え方が違うので、当然に生き方も異なり、一緒に仕事や生活をしながら、なぜ、そうするのかを考えることの繰り返しで対応しながらも、自分の信念は曲げずに生きてきたので、心を痛めて悩んでいる人に、こうは考えられないかな、と頭を使って苦境を打開するキッカケになってくれればと思っています。

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生き方の考え方

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