第79話 誰かのためなら頑張れる

考え方が変われば生き方も変わります
悩むことで心を傷つけるより、頭を使って考え、違う生き方を試してみませんか

頑張る

ふだんの生活でも何かを頑張ります、何かを一生懸命にやります。今日までいろいろなことを頑張ってやってきました。

何を、何のために頑張ってきたり、頑張っているのか。結果はどうだったのか。

日々、いろいろなことを学び、経験して、それらを知識や知恵として生かして、さらに頑張ってきました。

結果は、望みどおりだったり、思ったとおりだったリ、逆に望まない状況にもなったものもありましたが、それらを生かしてまた頑張ってきました。

なんのために、なぜ頑張ってきたり、頑張り続けるのでしょう。

その動機やモチベーション、目的は何なのでしょう。

頑張らない方が楽なのはわかっているのに。

生きているからなのか、生きがいを感じるからなのか、続けるくらいですから頑張ることは、苦労しているように思われるかも知れないけれど、もしかしたら実は楽しいことなのでしょう。本当にイヤだったら続けるわけがありませんから。

おそらく、頑張ることは何でも、続けているあいだは楽しいのか、または頑張ることが好きなのでしょう。

問題は、どれだけの時間を頑張り続けられるかですね。

目指す目標が、目に見えたり、数値化できるのであれば、達成が実感できるそれまでのあいだでしょう。

大学の入学試験や資格などの取得試験であれば、そのことに関する頑張りは望む結果が出るまでですね。

なぜ、何のために頑張るのか

なぜ頑張るのでしょうか、何のために頑張るのでしょうか、頑張る動機やモチベーション、エネルギーは何なのでしょうか。

それは、いろいろな原因があって、目指すものもいろいろあるとは思いますが、もしかしたら広い意味での欲や願望かも知れません。

何かの原因やきっかけがあって、自分が立てたり、目指した目標や記録、ゴールを実現して達成感を味わいたい、とか自分に自信が無かったけれど自信を取り戻したい、理想の自分を創り上げたいなどの自己実現欲求もあるかも知れません。

自分の生きていく環境や状況を変えて満足感を得たり、周りの人からいい評価を得たりして見返したい気持ちもあるかも知れません。

誰かのためや世の中のためになることをして貢献するなど、生きていることの存在感を示したいと望みもあるかも知れません。

それらの望む結果を得たり、また望む結果を得られなくてもそこまで頑張ったという評価を得るなどして、応援してくれたり、お世話になった人たちに感謝の気持ちを表したり、喜んでももらいたいという願望もあるかも知れません。

なかには、生きていくことそのものが頑張ることの方もいらっしゃるかも知れません。

生きがいを感じながら生きていこうとすると、頑張ることは必須条件になるかも知れませんね。

何かがあって目指す、望む目標を立てる、それを目指して頑張る、望む結果を得て喜んだり、得られなかった場合には反省してさらに頑張る。

頑張ると得られるもの

頑張ると得られるものがあるから頑張るのでしょう。

頑張ると得られるものが、それを得たいと望んだものすべてというケースはあまりないことかも知れませんので、その一部だったリ、ある程度だったりしても頑張った結果や成果として、ある時点では受け入れなければなりませんね。

目指す学校や会社に入ることができたとしても、広い大きな家を手に入れることができても、それは目指すゴールではなく、そこから始まる新しい生活が望むものということになりますね。

新しく入った学校や会社で勉強したり活躍したり、新しい家で生活する家族の喜ぶ様子を実感したり、たとえ目指す記録や実績、評価を達成してもそれは一つの区切りであって、そこから始まる新たな人生のステージでの頑張る目標を立てることになるでしょう。

欲しいものを手に入れたり、望む状況に変化できたとしても、頑張るという目標は立て続けてしまいます。

それは本当に目指す目標が実現できていないからではないでしょうか。

頑張るのは自分のため

本当に得たいもの、得続けたいのものは、達成感だったリ、自己実現欲だったり、他人(ひと)のためになっているという自己満足感だったり、終わったり尽きたりすることのないさまざまな欲や願望かも知れません。

そして何よりも完全なカタチがない周りからの評価でしょう。

望むものを得たり、与えたり、目指す目標を達成したりしていい人と思われたい、すごい人と思われたい、あなたのおかげだと感謝されたいなど、誰かのために頑張るという先にある、終わりのない、ゴールがない、最終のカタチがない周りからの望む評価を得ることが生きがいだったリ、頑張る最後の動機やエネルギーになっているというケースもあるのではないでしょうか。

それらすべてを実感するのは自分です。

生きていくのはあくまでも自分自身ですが、なにもかも一人で、という訳にはいきません。

いつも、必ず誰かの手助けや援助が必要です。

その人たちに感謝したい、感謝されたいと願うことは頑張る大きなエネルギーになると思います。

感謝の気持ちを表したいから頑張る、というのはお金や家など何かを得るためではなく、誰かに負けない記録を出したり、出世したりという競争に勝つためではないので、自分のなかでも頑張ることに後ろめたさを感じることもなく、堂々と頑張れますね。

そんな気持ちから頑張っている自分のことを、実は自分でも気に入っているから頑張り続けられるのでしょう。

頑張ると得られるものは「生きがい」かも知れませんね。

それなので、生きているあいだじゅう頑張れるのでしょう。

頑張るのは「自分のため」なんですね。

羽澤 幸成

学生時代の県人会幹事長として、のちに大活躍される国会、県会、市会の議員の方や役所の方、趣味の音楽活動を通じて芸能の世界で生きている方など多くの人たちに接し、社会人になってから海外進出など多くのプロジェクトを軌道に乗せ、その分野の専門の方たちとも知り合い、いくつかの新しいことにもチャレンジして、早期退職後の企業信用調査の仕事では、それまでの大きな会社の人たちとは違う中小企業や個人事業の方たちとお会いし、いまは地域コミュニティ活動を通じて地域の方たちと交流活動をしています。
それらのキャリアを通じて、たくさんの経験をし、外国の方も含め多くの人たちに出会い、楽しいことばかりでなく、いやな思いもたびたびして、いろいろなことを学びました。
それぞれの世界で、多くの人たちが作る人間模様のなかで、うまくいっている人やそうでない人もいて、能力以外に考え方が違うのだ、と感じました。
人それぞれ考え方が違うので、当然に生き方も異なり、一緒に仕事や生活をしながら、なぜ、そうするのかを考えることの繰り返しで対応しながらも、自分の信念は曲げずに生きてきたので、心を痛めて悩んでいる人に、こうは考えられないかな、と頭を使って苦境を打開するキッカケになってくれればと思っています。

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生き方の考え方

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