第59話 まちづくり、地域づくり その1

考え方が変われば生き方も変わります
悩むことで心を傷つけるより、頭を使って考え、違う生き方を試してみませんか

建設中の駅前高層集合住宅

新駅の開業

私の住んでいる地域は、住宅地区で周辺は農地が多く、移動手段はおもにはバスか自家用車で、最寄りの駅まではエリアにもよりますが、歩いて30分ほどかかっていましたが、最近、既存の鉄道が延伸して新駅ができました。

駅前には、高層や中層の集合住宅を建設中で、すべてでき上がると街並みが整い、商業施設などができる予定です。

これまでの状況から一変することになりますが、何しろ近隣にコンビニもないくらい、ある意味閑静な住宅地区だったので、新駅を利用して来訪される方たちには近くの大学や病院などの施設に行くのに目印もなく、道も整備されていないために分かりにくくなっています。

「まちづくり協議会」

そこで、新駅開業以前の5年前に行政とコーディネーターの支援を受けて、新駅に近い二つの区の8つの自治会、町内会と関連団体が中心となって、近くの大学の協力を受けながら「まちづくり協議会」を発足させて、発展していく街の様子の広報活動、地域の紹介掲示板や主要施設への案内サインなどの製作、設置活動、住み心地へのワークショップなどのソフトインフラを整備して「明るいまちづくり」を目指しています。

協議会発足から5年を経ていますので、住民へのアンケート調査や月例会議などを通じてさまざまな対策が具体的になってきました。

私は一年ほど前から参加をさせていただいていて、月例会議は毎回、学校や会社とは違って老若男女、各地区の代表やサポートメンバー、役所の方たち30人ほどが参加していますが、ほとんどの方が「まちづくり」活動は初めてなので、それぞれの立場から意見を交わしながら、手さぐりの活動などを通じて、めざすカタチにまとめる努力をしています。

対象エリア

対象となるエリアは、新駅を中心とした半径1㎞程度の範囲となり、広範囲となるもののいまのところ新駅を利用する来訪者は、個別の訪問先以外には大学や中央病院への通学・通勤や訪問、またはまち歩きを目的とする方たちなので、それら施設への案内サインとまちの紹介看板の製作、設置を最優先に情報インフラの整備を進めていきます。

これから

私はこれまで仕事上、いつくかの地方の駅前再開発を見てきましたが、うまくいくと、いままで見たこともない人たちが集まってきて賑わいをみせ、これまでの賑わっていた近くの繁華街のようになって、まさに「街が動く」という印象を受けてきました。

この新駅周辺は、まったくの新規開発なので、駅前に数棟の集合住宅ができ、商業施設もできて、その影響が周辺地域まで波及するには長い時間がかかると思いますが、発展のきっかけができれば、それを活用しようというエネルギーも生まれるので、間違いなくこれまでとは全く違う“にぎやかな街”に変貌することでしょう。

高層住宅は来年1月に居住が始まり、それに合わせてスーパーマーケットなどの商業施設も開業予定となっていますので、来訪者が増えるその時期までに準備を整えなければいけません。

羽澤 幸成

学生時代の県人会幹事長として、のちに大活躍される国会、県会、市会の議員の方や役所の方、趣味の音楽活動を通じて芸能の世界で生きている方など多くの人たちに接し、社会人になってから海外進出など多くのプロジェクトを軌道に乗せ、その分野の専門の方たちとも知り合い、いくつかの新しいことにもチャレンジして、早期退職後の企業信用調査の仕事では、それまでの大きな会社の人たちとは違う中小企業や個人事業の方たちとお会いし、いまは地域コミュニティ活動を通じて地域の方たちと交流活動をしています。
それらのキャリアを通じて、たくさんの経験をし、外国の方も含め多くの人たちに出会い、楽しいことばかりでなく、いやな思いもたびたびして、いろいろなことを学びました。
それぞれの世界で、多くの人たちが作る人間模様のなかで、うまくいっている人やそうでない人もいて、能力以外に考え方が違うのだ、と感じました。
人それぞれ考え方が違うので、当然に生き方も異なり、一緒に仕事や生活をしながら、なぜ、そうするのかを考えることの繰り返しで対応しながらも、自分の信念は曲げずに生きてきたので、心を痛めて悩んでいる人に、こうは考えられないかな、と頭を使って苦境を打開するキッカケになってくれればと思っています。

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人間模様

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